運用コストを明確にし、安定的に稼働率を最大化。
UD Customer Stories
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April 09, 2024
登場人物(2023年11月取材当時)
新東運輸株式会社 代表取締役社長 新田 秀悦 様
新東運輸株式会社 専務執行役員 阿部 哲郎 様
新東運輸株式会社 常務執行役員 新田 宏 様
UDトラックス株式会社 宮城地域営業部 カスタマーアドバイザー 遠藤 智
新東運輸株式会社・代表取締役社長の新田秀悦様。55歳の時に同社の社長に就任され4年目に入る。また、シントウグループ各企業の社長も兼任し、同グループ全体の営業指揮をとり石巻市の地域に根ざした事業を牽引する、辣腕リーダーでもある。
専務執行役員の阿部様(右)と、常務執行役員の新田宏様(左)。経営戦略のマネージメントなどを取り仕切る勤続44年の阿部様、車両管理窓口のご担当でもある勤続33年の新田様は共に、就任4年目の新田社長の右腕となり、日々奮闘されている。
カスタマーアドバイザー(CA)の遠藤、CA歴17年目のベテラン営業。新東運輸様とは、3年目のお付き合いに入る。同社への新車導入の相談窓口として、社長の新田様や役員の阿部様・新田様とは、全幅の強い信頼関係で結ばれている。
宮城県石巻市に本社を置き、運送・建設・エネルギー業を柱に、さまざまな事業を展開するシントウグループ。その中核を担う、安全第一に鋼材を運び対応力のある輸送サービスが強みの、新東運輸株式会社様。UDトラックスのQuon(クオン)GKトラクター導入に至ったその経緯について、当社の遠藤が、新田社長と役員のお二人にお伺いしました。
信頼を運ぶ会社として半世紀、企業としての地域貢献を実現
(遠藤)まずはじめに、御社の業務内容について詳しくお聞かせください。
(社長)当社は、今年で49期目を迎える物流会社です。積荷としては、ベニヤ板や建材を北関東まで運び、帰り便は鋼材関係を積み込み戻ってきます。創業者である私の父は、地域のため、人のために「存在を期待される企業」を目指し頑張ってきました。当社のスタンスの特徴的な点として、お客様から「いまから急ぎで運びたい」というオーダーがあってもいつでもお応えできるように、緊急用のトラックを空けて待っている姿勢があります。お得意様のために、積荷を確実に運ぶという気持ちがしっかり伝わっているからこそ、今までやってこられたのだと自負しています。
先代の頃からUD一筋でトラックを導入
(遠藤)いま導入されているトラックについてのご評価と印象をお聞かせください。
(常務)当社の保有車両は、現在56台。半分がCDの平ボディで、残りをGKのトラクターで運行しています。創業時からずっとUDトラックスの車両を導入し、使い続けてきました。日産ディーゼル時代の「ビッグサム」や、その前の「レゾナ」の時代も含め、50年近くはUD一筋ということになります。きっかけは、メンテナンス面など含め様々ありますが、営業マンの対応がしっかりしていたとこともあり、UDトラックスには、常に真摯に対応していただいたのが一番大きいです。
運転手の能力をサポートするUDアクティブステアリング
(遠藤)Quon GKトラクターの導入に先だって、試乗会へ参加していただきましたが、その時の印象、特にUDアクティブステアリングのご評価はいかがでしょうか。
(常務)茨城県の城里テストコースで、試乗させてもらいました。第一印象は「素晴らしい」の一言に尽きます。私もトラクターに乗っていましたので、ステアリングを取られたり、さまざまな経験をして操縦の難しさは知っています。Quon GKのステアリングを握った瞬間から、操舵力の軽さが伝わりました。波状路の試乗では、手放しをしてもステアリングがぶれずに、小さな揺れを自動修正する機能には正直驚きました。当社の納入先には狭いヤードも多く、ステアリングの切り返しがラクになっていると、現場のドライバーに好評です。加えて、積荷にも優しく、路面から伝わるカタカタとした振動や橋のジョイント部分での走行時など、以前はステアリングを取られ慌てたものですが、今はそれもありません。疲労軽減にも繋がり、トラックの運転操作に対するイメージをガラッと変えてくれたと思います。
(遠藤)口頭で機能をご説明するよりも、試乗会にご参加いただき、実際に乗って実感していただくのが一番だと思いました。特に長距離輸送では、連続する緊張感が疲労蓄積の原因となりますので、きめ細やかなステアリングの動きを補正する機能もドライバーの皆さんに喜ばれると思います。そうした利点をご理解のうえ導入いただきましたことは、本当に嬉しく思います。
トラックドライバーたち約50名を内側から支える、活気と笑顔に満ちた本社スタッフの面々。安全の最優先が特に求められる、鋼材重量物輸送という特殊な事業の運行管理やコスト業務を一手に担っている。
UD-TRUSTと連携したリース契約でコストを明確化
(遠藤)UD-TRUST(トラスト)にご契約いただいていますが、メンテナンスリース契約を含め、ご意見などお聞かせください。
(社長)車両の整備項目をパッケージ化したUD-TRUSTに入っていますが、1年前からそれと連携したメンテナンスリースも合わせて契約しました。19台契約し、現在1回目の車検を迎えています。リース契約に踏み切ったのには3つの理由があります。ひとつはこれまでと同じようにキャッシュでの車両購入、車検や税金・修理代金を払い続けた場合と、5年間のメンテナンスリースにした場合の総コストの差額を試算した際、リース契約の方が安くなり、経費的にも助かると判断できたこと。ふたつめは、ドライバーの点検技術の問題。昔はクルマ好きの運転手が多く、オイル交換や、メンテナンスなどを自分で行っていたのですが、現在のドライバーにそうした業務も完璧に求めるのは難しく、UDトラックスにお任せでメンテナンスしてもらえるのは安心です。もうひとつの理由としては、5年後にはどんな車が出るか分からないという未知の部分があること。トラック業界も日進月歩ですから、将来、新技術を用いたトラックが登場した際、代替えを迫られながらも、保有トラックの耐用年数や原価償却から切り替えが難しくなる場合も考えられます。多くの荷主様の信頼を得続けるためにも早めに対応しなければということで、私たち三人で徹底的に話し合い、メンテナンスリースを導入しました。
(遠藤)今回ご提案させていただいた理由としては、コストの部分が一番大きいです。車検集中月などでの大きな資金流出を抑えたり、均等払いのコストが計りやすいメリットや、予防整備により稼働効率をあげ生産性を向上させるなど、ご商談時に説明させていただきました。とにかく毎月のお支払いを平準化できるのは大きいメリットです。
(社長)今はまだ契約して1年目なので、ほとんど修理は発生していません。更新タイミングの5年目が近づくにつれ、修理件数は増えていくと思いますが、どれぐらいの頻度で起きるのか、購入した場合との比較も並行して行いながら、再契約を検討する必要があります。いずれにしても、安定的にランニングコストの見極めができるのは大きなメリットだと思います。
経営課題を包括的にご提案しUDトラックスがサポート
(遠藤)最後になりますが、御社が抱えられている2024年問題の対応策や、これからの企業課題をぜひお聞かせください。
(専務)2024年問題については、まずは当社の拠点があるこの石巻の地域的な優位性を生かした対応策を探りました。これまでは高速道路の使用区間を大枠で決めていましたが、現在はデジタコで管理し、全線高速走行した場合のデータを取り、検証している段階です。荷待ちや荷下ろしの時間を除き、走るだけの時間を考えれば全線高速化は有効ですが、コストの問題が残ります。高速利用のコストを、全方位から検証して、今は荷主様と交渉中の段階です。
(社長)当社はもう50年近く、運送業をやっています。多くの荷主様と40年以上も変わらずに、一途なお付き合いを重ねています。これまでやってきたことを着実に確実に実行できる専務・常務と三人で調整を図りながら、地域密着型の経営がベストだと思っています。加えて、UDトラックスと半世紀近く一緒にやってきたという想いもあります。その長いお付き合いの中で、当社の仕事内容や使い方などを十分にご理解いただいています。やはり愛着も湧いていますし、同志という感覚もあります。これからも一緒に頑張っていけたらと切に思いますね。
(遠藤)当社のトラックを長くご愛顧いただきありがとうございます。ご縁を大切にし、今後も様々な情報をご提供・ご提案させていただきます。2024年問題を含む経営課題解決のためのお手伝いができましたら幸いです。皆さま、本日は誠にありがとうございました。
新東運輸株式会社
輸送の主な品目は、ベニヤ板・建材・鋼材関係など。石巻市の地域に根ざした運送業を柱に、建設業、エネルギー事業、不動産業などを展開するシントウグループの中核をなす同社は、荷主の気持ちを十分に理解し、信頼を運ぶ物流企業として、同グループ全体を力強く牽引している。
宮城県石巻市大街道北三丁目7-27(本社)