新型「カゼット」誕生

~充実した先進安全装備・9速デュアルクラッチトランスミッションがもたらす              燃費性能と動力性能の両立の実現~
Kazet SG grade

UDトラックス株式会社(本社:埼玉県上尾市、代表取締役社長:丸山浩二 以下、UDトラックス)は、新型小型トラック「カゼット(Kazet)」をフルモデルチェンジし、本日より全国一斉に発売します。充実した先進安全・運転支援システムに加え、優れた燃費性能と運転性能をあわせ持つ新型カゼットで、お客様の輸送ビジネスにさらに貢献してまいります。

 

主な特徴

燃費・環境性能

新AMT として、9段デュアルクラッチトランスミッション「ISIM(アイシム)」を設定。デュアルクラッチトランスミッションに より、変速時のトルク抜けのないスムーズな加速を実現。ワイドレンジ・クロスレシオ化が、燃費性能と動力性能の両立を実現。
ギア段判定ロジック に「勾配判定」を設定し、平坦路では3速発進、登坂路では2速、1速ギヤを自動で選択します。最適なギア段選択に寄与し、ドライバーにストレスを感じさせない走行を実現しています。
4JZ1エンジンは、150PS と 175PS の2モデルを展開。自律噴射精度補償技術「i-ART*」を搭載、燃料噴射量を常時フィードバック補正し精密制御します。
2025年度燃費基準に対し、「+15%達成」から「達成」まで全車「達成」以上を実現、尿素SCRシステムにおいて、サプライモジュールを尿素タンクに一体型とすることで、移設が簡素化されるほか、軽量化に貢献しています。

*i-ARTは(株)DENSOの登録商標です。
 

安全装備

新たな先進安全装置を搭載し、安全・運転支援機能を拡充。バックアイカメラ&モニター、電動パーキングブレーキはこれまでオプション装備でしたが、今回、標準装備になりました。また、今回からオプション選択が可能になった主な安全装備は下記のとおりです。

 

  • ドライバーステータスモニター(DSM):インストルメンタルパネルに設置したカメラでドライバーの状態を検知。前方への注意不足を検知すると注意喚起します。中速走行(30㎞/h~)は不注意運転につながる、ながら運転(視線を検知)を判断し、注意喚起を行います。高速走行時(60㎞/h~)は漫然運転につながる脇見(顔の向き・位置を検知)や居眠り・眠気(目や瞬きの状態を検知)を判断し、注意喚起を行います。さらに過度な眠気を検知した場合は、エアコンの冷たい強風が自動的に作動し、より強く注意喚起します。
  • ドライバー異常時対応システム(EDSS):手動作動もしくは自動作動(DSM並びに車線逸脱警報装置((LDWS))によりドライバー異常を検知)で車内に警報した後、車外でストップランプとハザードランプが点滅、ホーンが鳴り周囲に報知し車両が停止します。

 

  • 標識認識機能:車両前方にある道路交通標識をカメラで検知。現在走行中の道路の標識情報をメータに表示。制限速度に加え、追い越し禁止標識も表示。ドライバーが標識を見落とすなどで意図せず規制から逸脱した場合に、表示および音による警告を行い、安全運転に導きます。

 

  • 標識連動型スピードリミッター:車両前方にある道路交通標識をカメラで認識し、自車速度を制限します。

 

  • 全車速車間クルーズ(FACC):設定した車間距離を維持するように自動的に加速・減速、停止・発進まで含めて全車速域で制御。ドライバーの疲労軽減を図ります。

 

  • レーンキープアシスト(LKA):ダッシュボード上に設置されたステレオカメラで車線を認識し、ステアリング制御で車線逸脱による事故の抑制に貢献します。また、車線内の中央走行をステアリング制御で支援し、高速走行時の長時間運転による疲労軽減を図ります。レーンキープアシストは、ドライバーの漫然運転時に作動する安全機能である車線逸脱抑制機能と、ドライバーの運転操作をサポートする車線維持支援システム・先行車追従操舵アシスト機能により構成されています。

*各装置はドライバーの運転支援機能であるため、各機能の能力(認識・制御能力)には限界があります。各システムは、いずれも道路・天候状況、車両状態等によっては、作動しない場合や十分に性能を発揮できない場合があります。
 

エクステリア

キャブと同色のアッパーグリルとブランドロゴを配することで、UDトラックスの製品ラインアップとしての一貫性、小型トラックとしての強さと機敏さを表現しています。また広い室内空間を確保しながら空力にもすぐれ、燃費向上に貢献します。夜間走行時の前方視界を良好に保つ可変配光型LEDヘッドランプを設定、ポップアップ式ヘッドランプウォッシャーもオプションで設定しています。

 

インテリア

7インチの大型センターディスプレイを採用。視認性に優れ、「誰でも運転しやすく、分かりやすい」インストルメンタルパネル・メーター周りでドライバーの多様化に対応します。また、クラストップの収納容量を誇ります。

なお 小型車のOEM供給元は今回から、三菱ふそうトラック・バス株式会社からいすゞ自動車株式会社に変更になります。

 

詳細は、カゼットの商品概要ページをご覧下さい。
https://www.udtrucks.com/japan/trucks/kazet